ビザが来た!

やったー!!これでドイツにいける!!!

お金が欲しい

社長から、Pokemon GO Fest 2019多特蒙德指南(Pokemon GO Fest 2019 ドルトムントガイド)というファイルが送られてきた。10ページくらいだろうか?長くてスマホじゃ表示しきれない。この人本当に仕事しているのだろうか。
「とりあえず、思いつく事前準備と、向こう行ってからのガイドを作ったので、読んで、質問あったらしてほしい。」
「あの、それより、大事な話があるのだけど。」
「お、なに?」
「日当、12000円x5日でいい?」
「う、5日?」
「そう、7月4日出発で、帰るのが8日になる。4、5、6、7、8の5日。」
「6万かぁ。7月6日は何も依頼ないからおまけしてくれない?」
「誰も知り合いがいない見知らぬ地に一人送り込まれてポケモンをひたすら捕るだけの私に、1日くらい息抜きがあってもいいと思わない?」
「そうですね。わかりました。」
「あと、食事代も4日分は出してほしいのだけど。」
「そうですね。」
「お土産代も出してくれていいと思わない?」
「思いません。」
ちぇ。おしい。でも、いい旅になりそうだ。

乗り遅れた

出発日、私は予定よりも1時間早く家をでた。これから新幹線で上海、そのまま飛行場に行ってドイツまで、20時間を超える長旅になる。
滴滴(配車アプリ)でタクシーを呼んで、いざ出発!
と、思ったら、タクシーが割り込んできた車とぶつかった。
「#@&##*!!」
「&@#%$#!!」
タクシーの運ちゃんと事故相手の運ちゃんは道の真ん中で怒鳴りあってる。後ろは大渋滞。SNSに日記を投稿し終わっても、まだ喧嘩してる。あれ、そろそろまずいかも。車を降りて、滴滴で別のタクシーを呼ぶ。運ちゃんがこっちにも何か怒鳴ってくるが無視。新しいタクシーがなかなかこない。まずい。駅に着いたときには、列車の発車3分前だった。(中国の新幹線は発車時刻の5分前に改札が閉じる。)
社長にチャットを送る。
「乗り過ごした。」
「何を?」
「新幹線。当日券、時間間に合うの売ってない。」
駅の窓口で次の列車を買おうとしたが、全部満席。夕方の列車しか空きがない状態。緊張で顔の皮膚が引きつってるのが感じられる。
「どうしよう?」
「12:30の列車立ち乗りならチケットはある。」
「座りたい。」
「席があるのは、14:20で、それだと飛行機間に合わない。今すぐ買うから、窓口に並んでおいて。」
並んでいると、予約番号が送られてきた。3時間立っているのは辛いが、仕方ない。駅に入って朝ごはんを食べることにした。
お粥を食べてると、チャットに乗換案内が送られてきた。
「上海駅に着くので、地下鉄1号線に乗って人民広場駅方面に向かう。人民広場で2号線に乗り換えて、浦東方面に向かって、竜陽路駅で降りて、リニアに乗換。そうすれば、1時間以内に浦東空港に着く。」
リニアには乗ったことが無い。怖いのでそのまま2号線で浦東空港まで行くのにしよう。
新幹線は結構混んでいて、空いた席ができると、小汚いばあさんが走ってきて占領する。その後、本来の席の持ち主がやってきて、どこうとしないばあさんと口論になる。結局、車掌がやってきてばあさんを排除する、というのを3時間繰り返していた。あのようには見られたくないので座りたかったが自制する。というか、ばあさん、座らなくてもいいくらい元気じゃないか。
浦東空港に着くのは、受付開始から1時間くらい経ってからだったが、問題なくチェックインできた。リニア代50元は私の夕ご飯代にしよう。
いよいよドイツに向かって旅立ちます!

ムーミンに会いたい

起きたら、もうヘルシンキ空港に向けて降下を始めてるところだった。2回目の機内食があるはずだが、どうやら寝てたら食べ損ねたらしい。まぁ、1回目も好みではなかったので惜しくはない。今まで、経験した一番長いフライトが7時間だったので、今回の11時間は記録を大幅に更新だが、寝てれば何時間でもあまり変わらないのかもしれない。
祝!初ヨーロッパ!空港の写真を撮ってみたが、後から見たらいまいちこの感動が伝わってこない。残念。
社長から、帰りにムーミンショップでお土産を買ってくれと言われているので、先に下見に行ってみる。実は私はムーミンをよく知らない。もちろん、見たことはあるけど。でも、観光客には大人気みたいで、さっきの飛行機に乗ってきた中国人団体もムーミンショップに群がっている。とりあえず、頼まれていたものの写真を撮影。1€いくらなのかいまいちわからないけど、安くはなさそうだ。
無料WiFiがあったのでポケモンGOを起動してみる。すると、目の前がジムだった。フィンランドではポケモンGOはあまり流行ってなさそうな顔ぶれだった。
次はいよいよドイツです!